四字熟語【海千山千】の例文3選!意味・使い方・類語など

この記事では四字熟語の【海千山千】について解説します。

 

【読み方】うみせんやません【意味】ずるがしこい人

 

四字熟語【海千山千】の解説

読み方 うみせんやません
実用性 ☆☆☆

【海千山千】の意味

「海に千年、山に千年」の略である「海千山千」は、海や山に千年、隠れ住んだ蛇はやがて竜になるという言い伝えから『長い経験を積んで、世の中を生き抜く知恵を身につけている』ことを意味します。

 

 「あの人はたたき上げの営業マンで海千山千のやり手だよ」のように、仕事を思い通りに進めるのがうまい人物に対して使うのが定番となっています。

 

また「彼女は恋愛にかけては海千山千だ」のように、男女関係をはじめとする人づきあい一般について用いられることも多い四字熟語です。

 

【海千山千】の使い方と注意点

この四字熟語は、蛇のイメージを背後に持つことからあまり印象のいい言葉ではなく、”ずるがしこい” ”したたかな人”というニュアンスを含むことがあるので、使い方には注意が必要です。

 

それを避けたい場面では『長い経験を積んで、高い技術や能力を持っている』という意味を表す四字熟語【百戦錬磨】を使う方がふさわしいでしょう。

 

【海千山千】の例文3選

・海千山千の記者の取材攻勢にあっては、秘密が漏洩するのも時間の問題だ

・彼は人が良さそうに見えるけど、実際は海千山千だから気を付けて

海千山千のあいつにうまく丸め込まれないようにしなくてはならない

 

【海千山千】の類語

・海千河千(うみせんかわせん)

百戦錬磨(ひゃくせんれんま)

千軍万馬(せんぐんばんば)